げつよーもりたです




先週の金曜日、おやすみだったので



江古田店常連さんの俳優、茨木学さんが出演する



これ、観劇してきました。


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数ヶ月前、茨木さんからこの作品(史実)のプロットを聞いて、



即座にチケット予約していたのでほんと楽しみに、



そして、じっくりと胸に染み入りました。



日本にとって、あの戦争がいったい何だったのか?



ぼくはきちんと知りません



そういう教育も知識もなく、



でも数年前から個人的に古い日本映画を漁るようになり、



戦争を描いた映画、戦争の時代の映画、そして



戦争を何らかの形で体験した方たちが作った映画、



たくさん観てきて、それらを通じて



日本の国、政治家、軍部、警察、兵隊さん、一般市民、



それぞれが犯すことの様々な形を知って、



理不尽なことへ対峙する時の、



人の生き様を、自分なりに考えてきました。


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この作品は、戦争そのものではないです。




昭和20年3月、東京大空襲のさなか、



当時、絶対的権力であった軍部に対して、



今の最高裁が「NO」を叩きつけたという史実です



軍が国政さえ牛耳り、警察や政治家、企業も民間も



「一億総火の玉」



な時代にあって、軍の方針に従わなければ



逆賊・非国民、逮捕拘留拷問などとされた時代に



こんな、まさに「気骨の判決」が下されていたなんて



まったく知りませんでした



裁判官たちは様々な妨害に会い、命を狙われ、



それでも「正義」を貫いた、そうゆう物語、史実です。



しかし、当時の裁判記録のほとんどが空襲で焼け、



この史実は長らく知られることがなかったそうです。



主人公(現在の最高裁判事)吉田久さんが、若き法律家に



語った言葉があります。



「正義とは何か?」の問いに、吉田さんはこう答えました。



「正義とは、倒れているおばあさんがいれば、



背負って病院に連れて行ってあげるようなことだ」



この、人として当たり前の行為が、許されなかった時代



おばあさんの命より、一億総火の玉



そんな理不尽な時代が、ここ日本にあったこと、



そんな時代に信念と正義を貫いた人がいたこと、



ぼくはしっかり記憶に残して生きていきたいと思いました。



学さん、ありがとー



さっそく原作の新書も読破したのでした〜



(お店に置いておきますね!)



素晴らしい舞台、さらなる再演を願います!





それでは今週もよろしく〜


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今週のもりた


→大塚→休→大塚→休→大塚→大塚




川崎駅18年ぶりに降り立つ。未来都市に変貌してて驚きました。


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❤️